概要解説
合同企業展開催から始まり、会社説明会が頻繁に行われていた「第 1 陣」期を経て、
会社説明会および新卒求人が徐々に少なくなってくる「第 2 陣」期に向けた5 月中旬以降の就職活動について解説していきます。
業界就活の前提
- 23 卒の求人倍率は高まってきている。
- Web 制作会社の規模は小さく、採用人数も少ないため、競争率は高く・タイミングも重要。
- 自社サイトの採用情報を更新していない会社もあるので、気になる企業なら問い合わせる。
- 大企業のような福利厚生を求めると視野を狭める可能性もある。※中小企業にそれを求めても現実的には厳しい。
- IT 系人材の人手は不足しているので、やる気があれば働き口はある。
すでに数社の採用試験(面接)経験済み
- 引き続き、会社説明会への参加と企業探しを進める。
- 過去の振り返りと対応
- ES や書類選考で不合格の場合は、履歴書とポートフォリオの修正、キャリアドバイスなど他人のアドバイスを活用する。
- 面接での不合格の場合は、キャリアアドバイス、模擬面接の受講、質問への受け答えの改善をする。
まだ採用試験(面接)未経験
- すぐ、開催している会社説明会に参加しましょう。
- 早急に採用試験を経験して、就職活動の流れに乗ること。
就職活動スケジュール
2 年制学科の Web デザイン学科では、「第 1 陣」期での進路決定には、入学前など早い時期からの就職意識を持っている事や、
高い課題制作力(=デザイン・コーディングともに成績が良い)が必要です。
入学後 1 年では、とてもハードルが高いため、カリキュラムは第 1 陣期よりも「第 2 陣」期での進路決定に最適化した内容になっています。
「第 2 陣」期の状況解説
- 「第 2 陣」期(6 月〜10 月)は、大手企業の新卒採用が落ち着いた時期から夏休み明け内定式(10 月)の時期までとなります。
- 大半の企業は、大卒を対象としているため 6 月に内定を出すスケジュールになっています。
よって、徐々に新規での会社説明会は少なくなります。 - 合同企業展・進級制作展、過去の実績など、トライデントと関係性が深い企業の積極採用時期も終盤(7 月初頭頃まで)となります。
- 芸大・美大・デザイン系専門学校の学生が就職活動を本格化し始めます。
- 一定割合いる「これから本気出す」学生が、GW 明けから増えてきます。
- 一般大学生が「第 1 陣」期で就職活動を終え、進路変更(一般企業から Web 業界)を考える時期でもあります。
その逆(クリエイティブな仕事から一般企業)もあります。
「第 2 陣」期の戦略
- 常時 2 社以上の就職活動を維持していきます。(毎月 2 社程度の受験結果)
- 1 社終了したら、新しく 1 社加える。※会社説明会は随時参加
- 1 社ごとに新しい作品制作・修正や志望動機をバージョンアップするなど、制作リズム・成長リズムを意識する。
- 候補企業の情報収集や新規開拓を常にしておく。
- 突然の求人や説明会が行われることもあるので、ポートフォリオ・ブログのメンテナンスは、こまめに行いましょう。この時期の個別(講師・学校経由)の求人は、内定率が高いです。
- 「就職する」を目標にするのではなく、「就職後何をするのか」を意識して就職活動を進める。
- 「就職」をゴールにすると、目先の結果に一喜一憂することになります。
- 「就職」をゴールにすると、志望動機や面接での応えに説得力がでません。
- Web 業界などモノづくりの会社は「就職」してからが大変です。
- 作品の質ではなく、考えや取り組みで評価を得る。
- 思い切って、やりたいことに特化して、企業を目指しても良い時期です。
- アニメやゲーム、音楽などのエンタメ系の制作会社
- 自分の好きな Web デザインをしている制作会社
- 尊敬する人が働いている制作会社
- 東海地域の制作会社の数は、全国の4%程度です。(東京:54%、関東圏:12%、大阪:10%、福岡:5%ぐらい)
- やりたいこと、なりたい自分を目標にすると、もっと頑張れます。
- 勝負は、夏休み前(7 月末)
- 長期間あるようで、実は夏休みに入るまでの 2 ヶ月強が勝負期間です。
- 総じて、夏休み前に準備ができていないと「第 3 陣」期(10 月後半以降)まで突入することが多いです。
- まれに、「第 3 陣」期に、個別求人が来ることがありますが、即戦力に近いレベルを求められますので、内定率は低めです。
- この時期は「前へ!前へ!」
- なかなか、結果に結びつかないため、Web 業界と他業界の両天秤など、気持ちが引きがちですが、その場合両方とも上手く行きません。
Web 業界に少しでも未練があるのであれば、前へ前へ進めてください。 - 「他業界」も、と考えたのであれば相談してください。今の時期であれば、まだまだ条件の良い求人があります。
- ただし、「他業界」だからと言って、簡単に就職できるわけではありません。
書類選考・一般教養試験・面接など厳しさは変わりません。
- なかなか、結果に結びつかないため、Web 業界と他業界の両天秤など、気持ちが引きがちですが、その場合両方とも上手く行きません。